福岡の神社 太宰府天満宮と天開稲荷社に行ってきました

2024年2月16日

少し前になりますが、福岡県太宰府市にある太宰府天満宮に行ってきました。
太宰府天満宮は「天神」こと菅原道真を祀っている神社で、日本中にある天満神社、天満宮、天神社の総本宮です。しかも菅原道真の子孫が祭祀を受け継いでいるそうなんですよ!

太宰府天満宮と菅原道真

菅原道真といえば平安時代の貴族で左大臣にまで上り詰めた人物です。
優秀すぎる頭脳と才能を妬まれ、ライバルの策略で無実の罪で平安京から太宰府に左遷されてしまい、そのまま太宰府で息を引き取ってしまうという悲劇の人物としても有名です。

この場所はもともと菅原道真の墓所で、その後祠廟を立てたことが太宰府天満宮の始まりです。
死後は文学の神様として祀られるようになり、この太宰府天満宮も受験や学問の神様として学生さんたちを始めたくさんの参拝者が訪れています。
ちなみに菅原道真の没後、平安京で数々の自然災害や伝染病の流行、落雷からの御所の火災などが続き「菅原道真の祟りではないか…」と恐れられていたそうですが、菅原道真は太宰府に来てからも落ち込んではいても誰にも恨みなんかは抱いていなかったと伝えられているそうです。

いざ太宰府天満宮へ!

太宰府天満宮へは西日本鉄道でいきました。

西鉄天神駅から直通の列車に乗って太宰府駅に到着です。ちなみに便数的には二日市駅での乗り換えが多いので、直通で行きたいなら時刻表で調べたほうが良いですよ。

太宰府天満宮のイメージなのか駅舎まで神社のような作りになっています。ここからすでに雰囲気がありますね。

参道を歩いて天満宮を目指しましょう。

きれいに整備された参道には、太宰府天満宮といえばの梅が枝餅のお店はもちろん、お土産屋、雑貨屋、お食事処、カフェなどなどたくさんのお店が並びます。

歩いているだけでも楽しくなる参道です。

さて、参道の突き当りです。ここから太宰府天満宮の敷地です。

入り口には「御神牛」という牛の像があります。

この御神牛は、菅原道真が亡くなった後、彼の棺を引いていた牛が現在太宰府天満宮がある場所に座り込んでしまい動こうとしなかった事によってこの場所を墓所にしたことと、菅原道真が丑年生まれということで、この場所に鎮座しているそうです。
この御神牛を撫でると不調が消えて知恵がつくと信仰されていて、やはりみんな頭付近を撫でるのか頭がピカピカでした(笑)

本殿に行く前に心字池と橋があります。

この橋は太鼓橋・平橋・太鼓橋と3つあって、それぞれ過去・現在・未来を表していて、この橋をわたると三世の邪念を祓うともいわれているそうです。

この3つの橋を渡ることで参拝者を清めてくれているんですね!
私が参拝した時期は梅が咲き始めた頃で、この橋を渡っている時点で梅の花の良い香りがしていて、更に身も心も清められた気分でした。

橋を渡ると楼門が見えてきます。

遠くから見ても「立派な楼門だなー」とは思っていたけど、近づくと更に圧巻されます。

楼門から入ると、更に濃く良い梅の香りを感じます!

境内にはたくさんの梅の木があって、可愛いお花が満開でした。

太宰府天満宮は本殿も立派です。

本殿は1591年に戦国武将の小早川隆景が造営したんだそうです。
てことは約430年前に建てられたってことですよね!歴史の深さを感じます。

本殿の右手に植えられている梅の木は「飛梅」といって、菅原道真が太宰府に左遷された時に平安京の菅原邸に植えられていた梅の花が道真を慕い一夜にしてここまで飛んできたといわれていて、その梅の花の子孫なんだそうです。

高校の頃、古文の授業で菅原道真の和歌「東風吹かばにほひおこせよ梅の花 あるじなしとて春な忘れそ」(春になって東風が吹いたら、太宰府までその梅の香りを届けてくれ。主人がいなくても春を忘れるな。)って習いましたよね。まさにこの梅の花なんですね!!

最強パワースポットといわれる天開稲荷社

太宰府天満宮の本殿の奥には、たくさんの梅の木が植えられている梅園やお茶屋さんがありますが、その更に奥には太宰府天満宮のなかでも随一のパワースポットといわれている「天開稲荷社」があります。

ここが入り口になるのですが、ここからは石の階段が続くのでスニーカーが必須です!

階段を登り続けるのはきついけど、こんな自然な中なら気持ちが良いですね。もうこの時点でパワースポットといわれるのも納得です。

最後の難関の急な階段です。

これを登りきると天開稲荷社があります。

この天開稲荷社は「九州最古のお稲荷さん」といわれていて、鎌倉時代末期に京都の伏見稲荷大社から宇迦之御魂大神(うかのみたまおおみかみ)を分霊として迎えられ祀られている神社です。
名前の通り「天に道が開け、運気がぐんぐん上昇する」と信仰されているそうです!

この天開稲荷社には奥の院があるので、せっかくなので参拝したいと思います。
奥の院にはこの階段を登っていきます。

登りきると石室があります。

中はこんな雰囲気です。

石室に入ること自体が神聖な気がして、なるほどこれがパワースポットといわれる由縁なのかと思いました!

不老松月でランチ

太宰府天満宮も天開稲荷社も参拝を終えたので、最後に一番のお楽しみのランチタイムです!
太宰府天満宮には参道にも敷地内にもたくさんのお店がありますが、今回は太宰府天満宮本殿の奥にある梅園のお茶屋さんの中から「不老松月本店」さんにお邪魔しました。

頼んだのは「松月弁当」です。

お弁当なのでおかずは作り置きだけど、ご飯がほかほかご飯だったことが嬉しいです。お吸い物がついているのも良いですね!
しかも煮物の味も良いんです。味がしっかり染みていて美味しいし、食べごたえもある大きさです。チキンソテーも焼き立てではないのに柔らかくて美味しかったです。
あと嶺岡豆腐がクリーミーで感動しました。山葵醤油のシンプルさが嶺岡豆腐の美味しさを際立てていましたよ。

しかも、この松月弁当には梅が枝餅とコーヒーまで付いているんですよ!

これで税込み950円って安くないですか??びっくりです!
私はプラス料金をだしてコーヒーを大好きなお抹茶に変えてもらったのですが、梅が枝餅がよもぎ餅の梅が枝餅だったのでコーヒーのままでも良かったかな?と思います。

太宰府天満宮も天開稲荷社も楽しめて、美味しくコスパ良しのランチも食べて、梅が枝餅まで味わえて!良い参拝となりパワーチャージさせていただきました。