ことりっぷ福岡で観光④ 博多で中洲川端エリアの散策

2024年2月16日

普段、博多には買い物や食事によく行くし、観光地といわれるようなお寺なんかにも行ったことはあるけど、観光気分でゆっくり散策はしたことがないなぁと思い、ガイドブックを参考に博多の中洲川端エリアを散策してみました♫

中洲川端エリアは博多で最初に栄えた商業の街で、実はとても歴史があるんです。
博多は、2000年も前からアジアとの交流の窓口で、奈良時代の記録にもこの地域が博多という地名で記載されています。
今ではたくさんのビルが立ち並んでいたり、中洲川端のすぐ近くには商業複合施設のキャナルシティ博多があったりなど、昔から現在までもずーっと栄えているエリアなんですね。

櫛田神社

櫛田神社は奈良時代の創建と言われていて、昔から博多の氏神・総鎮守として信仰されている神社です。
福岡を代表するお祭りの、博多どんたく・博多祇園山笠・博多おくんちは全て櫛田神社の例祭という歴史も伝統もある神社です。

この日はとても天気が良くて、良い参拝日和でした。

何度か櫛田神社を参拝した事はありますが、こうして写真に撮ってみると、改めて美しい神社なんだなぁ!と感動しました。
いつも行く場所でも、観光目線で見てみると再発見があって興味深いですね。

7月に開催される重要無形民俗文化財の博多祇園山笠の飾り山が、櫛田神社には常設展示されています。

本来7月1日から14日までの期間に、博多を中心に色々な場所で計14個の飾り山を見ることができますが、櫛田神社では一年を通して見ることができるので観光客にはありがたいですよね。
ちなみに、櫛田神社の飾り山も毎年7月1日に作り変えられているそうです。

「博多町家」ふるさと館

櫛田神社のすぐ目の前にある「博多町家」ふるさと館。
実はずっと気にはなっている施設だったので、今回初めて行ってみました。

まずは入館料200円を払ってふるさと館へ入館します。

ボランティアの方や受付の方に「どちらからおみえですか?」と聞かれたので、少し申し訳ない気持ちで市内ですとお答えしたら少し驚いている様子だったので、やっぱりここは観光客の方が多いんでしょうね。

中は博多の歴史や文化が展示されていたり、山笠の説明のブースなんかもあって面白かったです。
2階では伝統工芸を体験できるブースがあって、この日は博多わっぱのアクセサリー入れを職人さんから習いながら作成しているグループがいました。
参考までに博多町家ふるさと館のホームページに、その日体験できる伝統工芸や予約ができるページがありましたよ。私は博多人形の色付けを体験してみたいなーって思いました。

あと隣には博多町家がそのまま保存されていて、中に入ることができます。

めっちゃかっこいいですよね!梁も素敵です!

中庭も素敵でした♫

中庭では博多塀を見ることができます。

博多塀は、戦国時代の戦乱で廃墟になった博多の街を復興するときに、瓦礫などを使って土塀を強くしたものです。
この壁は復元されたものだと思いますが、博多塀ってかっこいいですよね!

最近は古民家が人気とか聞くけど、たしかにこういう家に住みたいなー♫って憧れてしまいました。

かろのうろん

お昼ごはんは、博多うどんです。
実は博多はうどん伝来の地なんですよ!そしてかろのうろんは、明治15年創業の最も古いといわれる博多うどん専門店なんです。
ちなみに「かろのうろん」は博多弁のなまりで「かどのうどん」という意味です。

その名の通り、角にあるうどん屋さんです。

食べたのは、ごぼう天うろんとかしわ飯のおにぎりです。

店内は写真撮影禁止なので、ショーウインドウの見本を撮影させてもらいました(笑)

かろのうろんは超有名店ですが、実は今回が初めてです。
今まで、何でそんなに有名なんだろう?と思ってはいたけど、食べてみて納得でした!美味しかったー♫

麺は少し平打ちな感じで、もちもちしていました。調べたところ、前日に手打ちした麺を一晩寝かせているらしいです。このうどん麺が美味しくて、ノンストップで食べてしまいます。
スープはこんぶ、いりこ、かつお節の出汁の美味しさが感じられて、薄口だけど出汁の美味しさでずーっと飲める美味しさです!
かしわ飯食べてスープ飲んで、かしわ飯食べてスープ飲んでの繰り返しが最高でした♫
あとね、ごぼう天も美味しいんです!薄くスライスされているから食べはじめのパリッと具合も美味しいんだけど、このごぼう天がスープを吸ってもこれまた美味しいんですよ。
これは有名&人気店なのが分かります!空腹のスパイスをあってか、夢中になって食べてしまいました(笑)

中洲川端商店街とぶどうのたね博多

うどんを食べた後は、中洲川端商店街を博多座の方に向かって歩きます。
商店街の中に入っている野菜屋さんの野菜や果物が安かったり、3足550円の靴下を見つけて買っちゃったり(笑)お仏壇やさんの前に参拝できる観音像があったのでご利益をお願いしたりと楽しみながらぶらぶらしました。
途中にラーメン屋さんが並んでいたり、金土日しか営業していない川端ぜんざい広場があったりと観光に来ても面白いと思います。
前に川端ぜんざい広場に行った事があるけど、ここは大正から昭和60年まで商店街の中にあった川端ぜんざいというお店のぜんざいを商店街が再開させたぜんざい屋さんです。
ちなみに「日本一、甘いぜんざい」なんだそうですよ♫
広場ではぜんざいが食べられるだけではなく、山笠の飾り山や展示物もあったので博多を楽しむ場所としてもおすすめですよ!

その後は、商店街を抜けた目の前にある博多リバレインの地下一階にある、ぶどうのたね博多に行ってみました。
ガイドブックには、福岡・九州を中心に、全国から選びぬかれた生活雑貨を扱うと紹介されていたので興味があったんです♫
実際に行ってみて、さすが全国から選びぬかれたと謳うだけはあるなーと感心するハイクオリティな生活雑貨がたくさんありました!
洋服もあったけど、生地に触れただけで「こりゃ高いわ!」って納得の肌触り。こういうハイクオリティなものに囲まれた生活って憧れちゃいますよねー。なりたい自分、過ごしたい生活のために色々な物を知ったり感じる事って大事だなって再確認しちゃいました(笑)

鈴懸本店

最後に鈴懸の本店でお茶をします。
鈴懸は、福岡を中心に東京や愛知にもある和菓子屋さんです。「現代の名工」に選ばれた和菓子職人さんが創業した和菓子屋さんで、鈴懸の和菓子は上品な甘さで美味しいんです!
博多にある鈴懸本店には喫茶室があって、ここには普段からお茶をしに行ったりしています♫

五色ののれんがお洒落なのですが、この日は本当に風が強くてのれんがずっと風になびいてしまってました。ついでに自動ドアのガラスに写真を撮る私が写ってしまっています(笑)

今回食べたのはぜんざい(820円)です!

実はいつもぜんざいを食べたくて鈴懸本店に来るのですが、いつも季節のパフェに惹かれてしまって季節のパフェを食べてしまっていました。
なので今回初めて、ずーっとお目当てだったぜんざいをいただきました!

ぜんざいは白玉と焼き餅が選べますが、温かいぜんざいだったので焼き餅にしました。
そして初のぜんざいは、言うまでもなく美味しかったです!
やはりあんこのプロが作るぜんざいは美味しいですね。しっかり甘いのに全くクドさはなくて、それでいてちゃんと小豆の風味もするんです♫
しかも箸休めの塩昆布を途中にはさむと、またぜんざいの美味しさが引き立つんですよ!歩き回って疲れた体に、美味しいぜんざいは幸せでした。

ちなみに鈴懸の喫茶室は、けっこう待つ覚悟で行かなければいけませんよ。だいたい1時間はいつも待ってます(笑)

今回の中洲川端エリア散策は、これにて終了です。
今まで何度も行ったエリアでも、ガイドブックを利用するとまた違った楽しさや発見がありました。
次はことりっぷを頼りにどこに行こうかなー♫