宗像三女神を参拝する一泊二日旅⑦ 大島にある、湍津姫神(たぎつひめのかみ)を祀る宗像大社・中津宮
前回のブログ「宗像の神湊・大島間を船で渡る!渡船ターミナルも紹介しています。」で書いた通り、旅客船「しおかぜ」に乗って大島に着きました。
船が港に着くときには、もう宗像大社・中津宮の鳥居が見えていて、「中津宮ってこんなに近いんだな!?」と驚きました。
島に着いたらまずは中津宮を参拝して、大島に来たことを湍津姫神にご挨拶したいと思います。
ターミナルを出て直進していると、大島の観光スポットが全部表示されている看板があるので、だいたいの位置関係が分かって良いですね。

ちょっと文字が薄くなっているけど、左下に「宗像大社中津宮0.2㎞」と書いてあります。中津宮まで200メートルなら、さくさく歩いて行きましょう♪
宗像大社・中津宮とは
中津宮は、宗像三女神の一人・湍津姫神(たぎつひめのかみ)を祀る神社です。
大島には「御嶽山(みたけやま)」という山があって、ここに湍津姫神が降臨されたと言われています。
中津宮は、その御嶽山山頂にある御嶽山祭祀遺跡を起源としていて、現在の場所に本殿が造られました。
ちなみに御嶽山山頂には、「御嶽神社」があって、ここでは湍津姫神の荒魂が祀られています。本殿がある場所と御嶽山山頂を合わせて、中津宮の境内を構成しているそうですよ。
中津宮を参拝した後に御嶽山展望台にも行きましたが、沖ノ島を見ることもできたし、九州本土も宗像市だけではなく、福岡市や北九州市の一部までも見渡すことができます。
当時、玄海灘を生活の拠点にして宗像三女神を祀っていた宗像の人たちにとって、いかに大島が重要な場所だったかも実感できました。
ちなみに私のブログでも宗像大社がどのような世界遺産なのかや、宗像三女神についても簡単に説明してます。
↓
「世界遺産にもなっている「神宿る島」と信仰されている宗像三女神を参拝してきました♪」
鳥居をくぐって階段を登れば本殿があります
看板の表示に従って歩いて行くと、中津宮の鳥居があらわれます。

中津宮も辺津宮と同じように、たくさんの自然に囲まれた気持ちの良い神社です♪
奥の方には本殿がちらりと見えていますが、本殿に行くまでは階段が続いているのが見えます!

橋を渡った先の手水舎で清めてから階段の真下立つと、なかなか急な階段です!

今回の宗像三女神を巡る旅をして思ったのですが、神社をメインに観光をすると、たくさん階段を登るような気がします(笑)
参拝ついでに運動もできるので、心と体の健康に一石二鳥ですね♪
がんばって階段を登りきって振り返ってみると、とても気持ちの良い風景を楽しむことができました♪

階段から続く鳥居と、その先に続くキラキラと綺麗な海。しかも差の先に見える九州本土。素晴らしい景色ですね!
宗像大社・中津宮の美しい本殿
楼門から見える本殿が、とても美しくて思わず写真を撮ってしまいました。

上手に言葉に表現が出来ないのですが、中津宮はすごく居心地が良い空気感がある境内でした。
高台にある神社だからか、風が通ってすごく気持ちの良い空間なんですよね!
本殿は少し小さめに感じますが、とても美しい神殿です。

やっぱり女神様を祀っている神社だからなのかな?それとも私がそう思って見ているからなのかな?すごく女性らしい印象を受ける神殿な気がします。
中津宮に来るなら「鰹木(かつおぎ)」も見てみたかったんです。

鰹木とは、棟と直角になるように屋根の上に平行して並べられた飾りの事です。
祀っている神様が男性神か女性神かで本数が違ったりもするらしいのですが、私が気になっていたのは鰹木の本数ではなく、その形です。
何で知った情報かは私も忘れてしまったのですが、屋根の上の鰹木が三本でひとまとまりの一本になっている造りは、とても珍しいんだそうです。

しかも丸の物もあれば、三角の物もあって、もちろんなにか理由があってこの造りなんですよね!
どういう理由なのか知りたくてうずうずします(笑)
やはり神社という所は、歴史的にも神話的にも様々な奥深さがあります。
中津宮は、歴史好きな私にとって、またまたその魅力に浸ってしまう魅力的な神社でした!
宗像三女神が誕生したという伝説がある「天ノ真名井(あまのまない)」
「天ノ真名井」とは日本神話の「高天原(たかまがはら)」にある「天の安河(あまのやすかわ)」から湧き出た泉の事で、いわゆる「天の川」との事ともいわれています。
「天の安河」といえば、宗像三女神が誕生した天照大御神(アマテラスノオオミカミ)と弟神の須佐之男命(スサノオノミコト)の誓約が行われて、三柱の女神(宗像三女神)と五柱の男神が誕生した場所です。
そしてここの「天ノ真名井」で宗像三女神が誕生して、それぞれが沖津宮、中津宮、辺津宮に降り立って行ったという伝説が中津宮には残っています。
そんな神秘的な伝説が残っている場所に、さっそく行ってみましょう!

中津宮の本殿向かって右側に社務所があって、その隣にこの案内が出ています。
先に進むと右側に、下る階段があります。

中津宮がそもそも自然の中にあるというのに、更にこの階段を下りていくと、水が流れる音と木々に囲まれて気持ちの良い空間です♪
もう少し下っていくと、「霊泉 天真井」という石碑と小さな祠が見えてきました。

なんだか神々しい雰囲気ですね!ちょっと緊張してしまいます(笑)
私の写真では分かりにくいですが、山の方から湧水が流れてきて小さな川になっています。

この石でできた祠の奥からも湧水が出てきていて、飲むこともできます。地元では「長寿の水」とも言われているそうです。
私は水を飲む準備はなにもしていなかったので、準備されていたひしゃくをお借りして、手のひらに少しお水を汲んで口をつけてみました。
ちょっとしか口にしてはいないので、正直味はわかりませんでした(笑)
せっかくだったから、もっと大胆に飲んで味わっておけばよかったですね。紙コップとか持っていっておけばよかったです。
日本各所に「天ノ真名井」伝説がありますが、宗像三女神の一人である湍津姫神を祀る中津宮にある「天ノ真名井」は、また格別に歴史を感じる場所でした!
中津宮には七夕伝説があります
前日に「道の駅むなかた」に行った時に、近くにある「北斗の水くみ海浜公園」で大島に七夕伝説があることを知りましたが、その七夕伝説も中津宮にありました!
(北斗の水くみ海浜公園のブログはこち→「道の駅むなかたで晩御飯をお買い物♪近くには北斗の水くみ海浜公園もあります」)
中津宮の鳥居の左側に小さな川が流れているのですが、この川は「天の川」とよばれています。
これはまさに「天ノ真名井」から流れが続いている川なんですね!
そして、この天の川の先には「織女神社」があります。

織女は、七夕伝説でいう織姫です。
そして、中津宮の隣の道路の先には「牽牛神社」があります。

牽牛は、七夕伝説の彦星です。
七夕伝説は、古代中国の儀式と昔から日本で行われていた神事が融合して、それに中国で3世紀ころに確立された織姫と彦星の物語が、日本に伝承されて合わさって出来たものといわれています。
この頃の大陸の文化は、まさに宗像三女神が護る海路を通って日本に伝わっていたので、この大島が「七夕伝説の発祥の地」といわれているんでしょうね。
儀式というのは、「乞巧奠(きこうでん)」という、古代中国の7月7日に行なわれた、宮廷の女性たちによる裁縫や機織りの技術向上を織女星に祈る儀式と、それ以前に日本にあった「棚機津女(たなばたつめ)」という清らかな乙女が、水辺の機屋(はたや)に籠って神様の為に布を織るという神事の事です。
この儀式と神事が融合したんですね!
そういえば宗像大社・辺津宮の神宝館で見た、沖ノ島から見つかった国宝にもミニチュアの機織り機がありましたよね!
(詳しくはこちらのブログに書いています→「辺津宮にある国宝ぞろいの神宝館!姫餅(きもち)を食べて休憩もしました」)
この「織女神社」も水辺というか海辺にあるし、なんだか神話や伝承が急に現実として目の前に現れた気持ちになりました。
・宗像旅行はフェリーで大島まで行ったりと盛りだくさんの一泊二日の旅行だったので、記事が多くなっています。
全部の記事を最初の記事にリンクさせているので、こちらもチェックしてください♪
↓
「宗像三女神を参拝する一泊二日旅⓪ 世界遺産にもなっている「神宿る島」と信仰され
ている宗像三女神を参拝してきました♪」
・ブログ本文にもリンクを貼ってはいますが、九州本土から大島へは神湊波止場からのアクセスになります。
↓
「宗像の神湊・大島間を船で渡る!渡船ターミナルも紹介しています。」
・九州本土にある宗像大社・辺津宮の紹介は、こちらの記事になります。
↓
「市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)を祀る宗像大社・辺津宮は、一か所で宗像三女神を参拝することができます」










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