宗像三女神を参拝する一泊二日旅⑨ 「沖津宮遥拝所」と「御嶽山展望台」で沖ノ島を感じる♪
中津宮の参拝が終わったら「のるーと」というAIオンデマンドバスに乗って、沖ノ島にある宗像大社・沖津宮を参拝することができる「沖津宮遥拝所」と、中津宮に祀られている「湍津姫神(たぎつひめのかみ)」の荒魂が降臨したといわれている「御嶽山」の山頂にも行ってきたので、ブログで紹介していきたいと思います。
どちらも天気によっては、島全体がご神体になっている沖ノ島(宗像大社・沖津宮)を見ることができる絶景ポイントで、この日は幸運にも天気が良かったので、沖ノ島を肉眼で見ることが出来ました♪
大島から沖ノ島を参拝!女人禁制の聖地へと繋がる「沖津宮遥拝所」
宗像大社は沖津宮、中津宮、辺津宮の三つを合わせた神社の総称です。
沖ノ島は島全体がご神体で、古代から宗像大社の神職か神事に関係のある男性しか入島することができないという決まりがあります。
しかも沖ノ島で見聞きしたことは、一切他言してはいけないという「お言わず様」や、一木一草一石(いちぼくいっそういっせき)の持ち出し禁止、入島者は必ず海で禊をしないといけないなどの厳しい掟があるため、簡単に参拝ができない場所です。
九州本土にある辺津宮では、「市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)を祀る宗像大社・辺津宮は、一か所で宗像三女神を参拝することができます!」の記事にも書いた通り、第二宮に沖津宮の田心姫神(たごりひめのかみ)の分霊をしているので、九州本土の辺津宮でも沖ノ島の沖津宮を参拝できますが、ここ大島では「沖津宮遥拝所」で直接、沖ノ島を遠くに見ながら、参拝できるようになっています。
オンデマンドバスを降りると、周りは緑に囲まれた小高い丘になっています。その上にポツンと見える建物が「沖津宮遥拝所」です。

ちょっと分かりにくいけど、下に降りる細い道があるので、奥に進んで行ってみましょう!
降りていくと「沖津宮遥拝所」の全体を見渡すことが出来ました。

自然の緑の他には何もない、開けた場所にある遥拝所は、空、山、海の大自然に囲まれて、とても神々しく感じます!
遥拝所は、渡島できない沖ノ島を遥拝(遥か遠くから拝む)するために、陸地のなかで沖ノ島に一番近い大島の北側に造られたものです。
歴史は古くて、少なくても18世紀中頃には遥拝所があったという記録が残っているそうです。

勿論こちらも宗像大社の境内になります。
今回大島まで来たことで、改めて宗像大社の壮大さを実感しますね!
遥拝所の拝殿は普段は閉まっていますが、毎年春と秋に行われる「沖津宮大祭」の時には開かれます。
拝殿の中には窓があって、そこから沖ノ島を望むことができるそうです。

今回は扉が閉まったままですが、この拝殿を通して、沖津宮を参拝させてもらいました。
「え!?じゃあ沖ノ島はみれなくない?」と心配になったみなさん、ご安心ください!
遥拝所の左奥に階段があるので、ここから遥拝所の後ろにある小高い丘にのぼって下さい。
この丘の上から、沖ノ島を見ることが出来ます♪

この写真を見て「え?沖ノ島なんて見えないけど?」って思いますよね?
そうなんです!肉眼では見えるのですが、写真に撮ってしまうと全く写らないんですよー!!
肉眼では、沖ノ島が小さくうっすらと見ることができましたよ。
うっすらとしか沖ノ島が見えないことで、沖ノ島がいかに遠くて絶海の孤島であるかが実感できるし、遠い存在ではあるけどそこに存在していて、海で繋がっているんだと感じることができて、なんだか感動してしまいました。
次の目的地である「御嶽山展望台」に行くために、オンデマンドバスを予約した時間までは20分ぐらいあったので、遥拝所の下にある海岸まで降りて行ってみました。

海が本当にきれいで素敵な絶景ポイントだったし、ここからでもわずかに沖ノ島を見ることが出来ました。
この海岸からしばらく沖ノ島を眺めていたのですが、ずーっと見ていると、そのあまりにもの遠さからたまに沖ノ島がぼやけて見えなくなってしまうんです!
ここにいる間にしっかりとその景色を脳裏に刻みたかったので、最後にもう一度、拝殿の裏の小高い丘まで登って、しっかりと沖ノ島の姿を見てきました(笑)
御嶽山山頂の展望台と御嶽神社
沖津宮遥拝所を観光した後は、大島で一番標高が高い「御嶽山」の山頂にのるーとで移動します。
御嶽山は、大島にある宗像大社・中津宮に祀られている宗像三女神の一人・湍津姫神(たぎつひめのかみ)が降臨した場所といわれていて、昔から祭祀が行われていた場所でもあります。
ちなみにここで再度説明なのですが、
・沖ノ島では宗像大社・沖津宮で「田心姫神(たごりひめのかみ)」
・現在地の大島では宗像大社・中津宮で「湍津姫神(たぎつひめのかみ)」
・九州本土の宗像大社・辺津宮で「市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)」
が祀られています。
御嶽山山頂には、「御嶽神社」があって、ここでは湍津姫神の荒魂(あらみたま→神様の荒々しさを感じるほどの、力強いパワーの側面)が祀られています。
本殿がある場所と御嶽山山頂を合わせて、中津宮の境内を構成しているので、大島に来て中津宮を参拝するならここにも立ち寄りたいですよね!

社殿はこじんまりしていましたが、少し白みかかった鳥居が高貴さを醸し出していました。
湍津姫神(たぎつひめのかみ)がここに降臨したという話に説得力を感じる、厳かな雰囲気の神社ですね。
御嶽山は大島で一番標高が高い場所なので、山頂は眺めが最高でした♪
正面からは九州本土の宗像市が、すぐ近くに見えます。

前日に九州本土の辺津宮を参拝して、今日大島に来て、中津宮と沖津宮遥拝所から沖津宮を参拝した後にこの景色を見ると、「さっきは沖津宮遥拝から沖津宮の田心姫神(たごりひめのかみ)を参拝して、ここから見える九州本土の辺津宮には市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)がいるんだなー」と思うと、宗像三女神の信仰の奥深さを感じられました!
そしてこの御嶽山山頂からも、北の方向に、沖ノ島を見ることが出来ました!

御嶽山山頂は「沖津宮遥拝所」よりも高さがあるので、沖ノ島が肉眼でもとらえやすかったです。
写真は少しズームはしているけど、しっかりと沖ノ島の島影が確認できると思います。
「のるーと」の運転手さんが帰りに教えてくれたのですが、天気が良すぎると海の水蒸気のせいで、この写真のように沖ノ島がぼんやりしてしまうんだそうです!
実は少し曇り日の方が、沖ノ島はもっとくっきり見えるんだそうですよ。
山頂からは、南西の方角に、福岡市の東区を見ることもできました。

宗像三女神と同じく、海の神様を祀っている福岡市東区の志賀島にある「志賀海神社」にも以前から参拝に行きたかったのですが、この景色を見た時に、その気持ちが更に強まって、後日、志賀島にも行ってきました♪
今回、たまには自分の日常から離れて、いつもと違う視点になる事の面白さに気づくことができました。
海の事を「海路」っていうじゃないですか?今までは「船で海を進むから「海路」なんだなー。」ぐらいの認識だったけど、大島に来たことで、「海路」の意味が私の中で少し変わりました。
海に船で出て、いつもと違う角度から景色を見ることで、地政学的な見方が理解出来たり、陸続きだったら距離を感じる場所も、海から見るとものすごく近く感じれたりと、なんなら陸路よりも海路のほうが重要なんじゃないかとさえ思えました!
そりゃあ古代から海洋術が重宝されるわけですよね!!
・宗像旅行はフェリーで大島まで行ったりと盛りだくさんの一泊二日の旅行だったので、記事が多くなっています。
全部の記事を最初の記事にリンクさせているので、こちらもチェックしてください♪
↓
「宗像三女神を参拝する一泊二日旅⓪ 世界遺産にもなっている「神宿る島」と信仰され
ている宗像三女神を参拝してきました♪」
・九州本土から大島へは神湊波止場から船でのアクセスになります。
↓
「宗像の神湊・大島間を船で渡る!渡船ターミナルも紹介しています。」
・大島内では、AIオンデマンドバスで超快適に移動しました。
↓
「大島での移動手段はレンタサイクルでもいいけど、AIオンデマンドバス「のるーと」も楽でよかったです♪」
・大島にある宗像大社・中津宮を参拝した記事はこちらです。
↓
「大島にある、湍津姫神(たぎつひめのかみ)を祀る宗像大社・中津宮」










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