宗像三女神を参拝する一泊二日旅③ 辺津宮にある国宝ぞろいの神宝館!姫餅(きもち)を食べて休憩もしました

辺津宮には、本殿や拝殿、第二宮、第三宮、高宮祭場以外にも見どころスポットがたくさんあります。
この記事では、辺津宮の敷地内にある「むなかた茶愉」と、絶対に行った方がいいと思う「神宝館」の紹介と、バス停の前にある「海の道 むなかた館」にふらっと入ってみた感想をブログにしていきますね。

ちなみに前回のブログでは、辺津宮の本殿や拝殿、第二宮、第三宮、高宮祭場を参拝して気づいた事などを書いています。

市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)を祀る宗像大社・辺津宮は、一か所で宗像三女神を参拝することができます!

むなかた茶愉で姫餅(きもち)をいただく♪

辺津宮の境内はとっても広いので、本殿や拝殿、第二宮、第三宮、高宮祭場を参拝して周ると疲れてしまいます。
参拝前から楽しみにしていた「むなかた茶愉」という参拝者休憩所で甘いものを食べたいと思います♪

むなかた茶愉は2023年4月1日にオープンした、とってもきれいな建物です。

カフェが併設されていたり、お土産を販売しているスペースもありました。
もちろん参拝者休憩所なので、カフェで何も購入しなくても、ここに入って休憩することもできるみたいでした。

私は神社の茶屋でお茶をするのが大好きなので、参拝に来る前から、参拝後はここに寄ってお茶をすると決めていました♪

クーランピスターシュって絶対美味しい洋菓子ですよね!!この写真を見た時に一瞬だけ心は揺らぎましたが、こういう所ではシグネチャーメニューを食べたいので(笑)最初から食べると決めていた「姫餅(きもち)」を食べたいと思います♪

姫餅は店内で食べる以外にも、お土産用もあるそうです。
高宮祭場に参拝に行くときに往復で15分ぐらいは歩いた結果、喉も渇いていたし、体にも熱がこもっていたので、私は八女茶とのセットをオーダーしました。

先にお会計をしてレシートを受け取ると、レシートに番号が記載されています。
商品の準備ができたらレシートの番号で呼ばれるので、受け取り口に商品の受け取りに行くというシステムでした。
私がオーダーした「姫餅セット」はお餅が5個と八女茶のセットで880円で、姫餅5個だけなら630円でした。
ちなみにお土産用は、お餅10個が化粧箱と紙袋に入って1300円だそうです。

店内で食べる用の姫餅は舟の形の紙皿に入っていて、見た目にも可愛くていいですね♪
さすが海路の神様を祀っている神社のお茶屋さんです。

この姫餅は、食べる事によって宗像三女神の導きを受けて、運が開いていくことを願うというコンセプトで作られたそうです。そんなの食べるしかないですよね!

八女茶は氷が入ってキンキンに冷えていて爽やかで美味しいし、姫餅は温めて提供されました。
一口かじると、なかにみたらしのタレが入っていてほのかに甘くて幸せです♪
と、後味が何か…別の食材の知っている風味がします!「あれ?この味って何だっけ?」ともう一口食べてみたら…。そうだ!わかめの風味がします!
もう一個の姫餅をかじって、なかのみたらしのタレを見てみたら、小さく刻まれたわかめも入っていました(笑)
どうやら、わかめは海からの恵みということで、姫餅にはわかめが入っているそうです。

甘いものとわかめって私的には意外な組み合わせだったけど、みたらしは醤油ベースだから合わないことはないんですよね。
しかもみたらしのタレの甘みとわかめの旨味成分が、相乗効果で更に甘みと旨味を引き出してくれるんですよ!未知の美味しさを知ることができて楽しいお茶タイムとなりました♪

美味しい姫餅も食べれて、疲れもなくなったし大満足です!
姫餅を食べ終わったのが11:50で、次の目的地の道の駅に行くためのバスが12:06発なので、ちょうどいい時間配分じゃん♪とウキウキな気分でむなかた茶愉を出ました。

絶対に行った方が良いです!ほぼ国宝しか展示されていない「神宝館」

バス停に向かいながら、「10:41に宗像大社前に着いて、12:06のバスで次の場所に行くってことは、だいたい1時間あったら参拝できるんだなー」と考えていたのですが、私の当初の計画では、辺津宮には2~3時間はいる予定でした。
「あれ?何か忘れてる?」と立ち止まった瞬間に思い出しました!
今回の旅行の目的のひとつは、辺津宮にある「神宝館」で沖ノ島から発掘された国宝を見る事だったんです!!

慌ててもう一度、辺津宮の境内に戻ります。
神宝館は本殿の左奥にあるので、本殿に入る前に左に曲がって、その奥の駐車場を更に奥に進みます。

この奥に神宝館があります。

神宝館だけでも、けっこう広い敷地でした!
ここには約8万点の国宝が管理されているそうなので、これぐらいの広さは必要なんでしょうね。
というか、今さらっと「国宝が8万点」と書きましたが、よくよく考えると、この施設に国宝が8万点あるってすごいことですよね!!

神宝館の建物自体は、シンプルな建物でした。なんだか大学のキャンパスの建物みたいですね。

入館料は大人が800円、高校生と大学生が500円、小学生と中学生が400円です。
特別な行事やメンテナンスがある日以外は、なんと年中無休なんだそうです!
入館時間は9:00~16:30で、最終入館時間は16:00です。
建物の中にはトイレはありますが、ロッカーなどはないのでお気を付けください。

中に入ると事務室のような部屋があるので、そこで入館料を支払います。
その前にはモニターと椅子があって、沖ノ島の自然についての動画と、歴史的価値の説明の動画が流れています。
ふたつの動画を合わせて約15分ぐらいでしたが、中の展示物を見る前に必ず見てください!
この動画である程度の説明を聞いた後に展示物を見ると、その展示物の価値が更に実感できるので、展示物を見るときに楽しさが倍増しますよ♪

最初の展示物は、一番の目玉と言っても過言ではない国宝の「金製指輪」でした。現物の写真は上手に撮れなかったので説明の写真だけを載せておきますね(笑)

この写真でわかるかな?歴史の教科書で沖ノ島を学ぶときに、必ずといっていいほどこの指輪の写真が載っているので、みんな写真では見たことがある指輪です。

実物は想像より大きくて、純金製ということもあってキラキラと輝いていました。
この輝きがわかりやすいように、この指輪が展示されている場所は暗くて、しかも指輪にスポットライトが当たっています。指輪が光っているので、スマホで撮影しようとしても難しかったです。

ちなみに館内の展示物は、フラッシュさえ光らなければ撮影OKでした!

こちらも国宝の「三角縁神獣鏡(さんかくぶちしんじゅうきょう)」です。

鏡は丸いのに何で三角なんだろう?とこの名前を聞く度に不思議だったのですが、鏡の縁が立体的で三角の形になっているから「三角縁」と名前が付いているそうです。
「神獣鏡」なのは、この鏡のデザインで、神様や神獣がデザインされているからです。
本物を見たら名前の理由も分かりやすくて、その価値も実感できるので面白かったです♪

銅鏡はたくさん展示されていましたが、全部「国宝」でした!国宝の銅鏡が一堂に揃って展示されているなんて圧巻でした!

この銅鏡のデザインをズームで撮影してみると…。

こう見ると、神様や神獣がデザインされているのが分かりやすいですよね。
こういう鏡が3世紀には作られていたなんて、当時の人の物つくり力に感動します。

ここに展示されているものは祭祀て使われた物ばかりで、神様に対するお供え物になるのですが、鈴なんかもありました。

確かに鈴が作られ始めた時代や、用途を今まで意識したことはなかったけど、鈴って6~7世紀にはもうすでにあったんですね!
鈴は邪気を払って周囲を浄化して、神様を招くための大切な神具なんだそうです。
たしかに神社でお祓いを受けるときに鈴が使われているし、参拝するときにも鈴を鳴らしますもんね!

この壺も、社会に資料集とかで見たことあります!名前は「奈良三彩小壺」です。

もちろんこの壺も国宝です。8世紀の物で、当時の最先端の技で作り上げられた貴重な壺なんだそうです。こういう高級品が惜しみもなく沖ノ島に奉納されていたんですね。

壺といえば、7世紀の中国・唐の時代の物も展示されていました。

「唐三彩長頸瓶片(とうさんさいちょうけいへいへん)」という名前で、これは破片なのですが、復元したら高さ25㎝の瓶なんだそうです。
唐で作られたもので、遣唐使によって伝来したのではないかと言われていて、当時の外交にも沖ノ島の祭祀が重要視されていたことが分かるそうです。
危険が多かった遣唐船だからこそ、そも海路の安全を沖ノ島でお祈りしていたのかもしれないですね。

こちらは私が感動した機織り機です。8~9世紀のもので「金銅製高機」という国宝です。

じつはこれミニチュアなんです!
すごく精巧な作りで部品も全部揃っているので、この実物を使って本当に機織りが出来るんだそうです。こんな精巧なミニチュアを手作業で作っていたってことですよね!?
日本人の物つくり力には、本当に尊敬しかありません。同じ日本人でも不器用な私には無理です(笑)

ミニチュアといえば琴もありました。こちらも国宝で7世紀の物です。

もちろんこちらの琴も部品は揃っているので、弦さえ張れば音がなるそうです。

この「金銅製龍頭」は一対が揃って発掘されています。

どうやって使うのか想像もつかないですよね?

なので説明文の写真も撮っておきました。

高貴な人の蓋(かさ)をかざすための竿先の装飾品なんですね!
唐の時代の壁画に似たような物が描かれているそうなので、こちらも唐の物なのかもですね!

私が日本人の物つくり力に感動したものといえば、こちらもあります。

国宝の「金銅製帯金具」で、6~7世紀のものです。
バックル部分とか細かすぎないですか?奈良時代にはこういう物がすでに使われていたなんて、想像したらワクワクします。

当時では貴重品だったガラスのお椀の破片mありました。

6世紀のもので、似たような物がイランでも見つかっているらしく、ササン朝ペルシアから伝来したものとみられているそうです。
イランからシルクロードを通って中国に伝わったものが、日本にまで伝わってこうして沖ノ島で発掘されているなんて!ロマンが溢れすぎて、私の心を揺さぶってきます(笑)

そして祭事に使われていたということで、勾玉もたくさん発掘されています。

4~5世紀の物で、様々な石で造られた勾玉がたくさんありますね。
石を削ったり磨いたりして似たような形に生成していたと思うと、職人技に感心してしまいます。

この他にもたくさんの発掘物が展示されていましたが、1階と2階に展示されている物は全部国宝でした!
3階には江戸時代前後の宗像氏の武具や日本刀がたくさん展示されていました。
しかし、こんなにも国宝が揃った博物館みたいな場所なのに、大人なら800円で入館できるなんて、神宝館はすごい施設ですよね!
見どころしかないし、国宝しかないし。辺津宮に行くなら、神宝館にも絶対立ち寄ったほうがいいですよ。

改めて沖ノ島の歴史の深さを体感出来て、感動しました。
帰る途中で思い出してよかったー(笑)

参拝前に「海の道・むなかた館」に行くと、より興味深く観光できます♪

実はバスで「宗像大社前」に着いた時に、目の前にこのような施設がありました。

「世界遺産ガイダンス施設」とあるので、気になって中に入ってみたら、なんと中にある展示物は無料で見ることができました。

ここでは宗像大社がどのように世界遺産として認められたかや、それに関する展示物や、説明などがされていました。
参拝前だったのでさらっと10分ぐらいで見させてもらいましたが、「宗像大社が世界遺産になった」というより「古代からの信仰と伝統や、その歴史的、文化的な価値」すべてが世界遺産になった理由という事がわかって、奥の深さに圧倒されました。
参拝前でも参拝後でもいいので、ここに寄ってみたら、宗像大社をまた違う角度から見れることができると思います。

帰りにも、ここの施設に寄りました(笑)
辺津宮の観光が終わって、次の目的地の「道の駅むなかた」に行くためにバス停に行ってみたものの、バスが来るまでに20分以上あったので、またまた海の道・むなかた館に入って、建物の奥にあるお土産屋さん兼カフェのようなお店で、コーヒーを飲みながらバスを待つことにしました。

カフェモカが200円です♪

自動販売機のコーヒーではなくて、全自動のドリップマシーンで入れてくれるコーヒーでした。
カフェモカのほのかな甘味と苦味が美味しくて、飲んだ瞬間にホッとリラックスできました。よく考えたら神宝館で約1時間半も、集中して国宝を見ていたので、そりゃあ疲れますよね(笑)
バスを待つ少しの時間だったけど、軽く休憩ができてよかったです♪

・宗像旅行はフェリーで大島まで行ったりと盛りだくさんの一泊二日の旅行だったので、記事が多くなっています。
全部の記事を最初の記事にリンクさせているので、こちらもチェックしてください♪

宗像三女神を参拝する一泊二日旅⓪ 世界遺産にもなっている「神宿る島」と信仰され
ている宗像三女神を参拝してきました♪

・宗像大社・辺津宮へのJR+バスでのアクセス方法は、「博多駅から宗像大社への簡単アクセス(+博多駅で朝うどん♪)」の記事で紹介しています。