2024年4月 ひとり台北旅行 2日目②
台湾定番の朝ご飯を楽しんだら、さっそくお出かけです!
今回の旅行の1番の目的は、林本源園邸(The Lin Family Mansion and Garden)に行くことだったので、MRTに乗って府中駅に行きたいと思います。
板橋慈恵宮
西門駅からMRT板南線に乗って頂埔方面へ5個目の駅が府中駅です。
府中駅で降りてからGoogleマップを使いながら林本源園邸を目指して歩いていると、慈恵宮というお寺がありました。
調べてみると、板橋慈恵宮は媽祖(航海の神様)を祀る媽祖廟とのことです。
媽祖は航海、漁業の守護神の女神なので交通安全や厄除けで有名ですが、この板橋慈恵宮はこのお寺の裏に台湾で1番の大金持ちとして有名だった人の邸宅があったらしく、商売繁盛のパワースポットとしても有名なんだそうです。せっかくなので参拝をしていこうと思います。
建物は3階建てで各階に色々な神様が祀られていました。参拝する場所が全部で9箇所もあったけど、地元の方が真剣にお参りをされていたので邪魔をしないように写真は撮らないでおきました。
参拝の順番や方法などは分からないけど、一通り参拝しながら3階まで登ると、屋根の裏を間近で見ることができました。
表からみてもすごかったけど、こんなに細かい細工が隅々まで施されているんですね!
きっと何かしらの物語や教えの一場面なんでしょうね。
しつこいようだけど、似たような写真をもう1枚貼らせてください(笑)
端にある雲海を表しているタイル細工が可愛いです
3階から見える街の様子はこんな感じでした
海外に行ったら観光地に行くのも好きですが、こういう普通の町並みを眺めるのも大好きです。
林本源園邸
板橋慈恵宮を参拝した後はGoogleマップの案内の通りに歩いて目的地の林本源園邸に到着です。
ここは1853年に当時の豪商だった林家が建てた邸宅跡地です。
清朝末期の建物が残っているという事で、今回の旅行で絶対に行きたかった史跡です!
こちらの入口から入って行きます。
写真には写っていないけど左側にチケット販売のブースがあります。チケットには80元と印刷されていたけど、入場料は40元でした。工事中で入れないエリアもあったから安くなっていたのかな?
入ってすぐの右側にスタッフの方がいたのでチケットを見せてから奥に進みます。
「ニーハオ!」とお互いに挨拶をしたら台湾語でめっちゃ話しかけられたけど、私が慌てて日本語のガイドマップを取って見せたら「おー。こんにちは!」と挨拶してくれました。フレンドリーなおばさまでした。
いざ、ガイドマップを見ながら進みます。
ここは読書や吟詩をする場所だそうです。
なんて贅沢な空間!
この池をぐるっと囲む回廊を歩きます。
廊下がかっこよすぎます!
この場所で読書をしたり、当時の文人たちと交流していたそうです。
これが個人宅の風景なんて信じられません。
邸宅を移動する道が道じゃない!公園レベルです!
窓枠?欄間?の飾りが陶器で出来ています。
こんな箇所にもこだわりがあって、贅をつくした邸宅ですね。
壁にもいろいろなモチーフの飾りがあります。
全部が縁起がよいモチーフなんだそうです。さすが豪商ですね!
途中見かけた蓮の花がとてもキレイでした。
中には入れないから行き止まりになっていた廊下。
この出入り口も瓶のような形で、奥にある窓の竹のような飾りも陶器でできていました。
どこを見ても面白いです。当時ここに住んでいた気分で散策していきます。
ここはこの邸宅の中で1番の面積を使った建物で、林家が貴賓をもてなす時に使った場所です。
ここで宴会なども開かれたそうです。
ここに皇帝が住んでいたと嘘を聞かされても納得してしまいそうな豪華なつくりです。
だって見てくださいよ!この建物に入る前の扉がこんなにあるんですよ!
豪華すぎます。
何度も言うけど、豪商とはいえ個人宅ですよ!(実はここ以外にも豪華な邸宅があったそうですが!)
この庭園のメインの大きな池です。
この池に小舟を浮かべて池遊びもしていたそうです。
林家は色々な人のパトロンだったそうなので、そういう人たちの交流の場にもなっていたんでしょうね。
この池でもまた、面白い窓を発見しました。
木で作った窓枠なのに曲がっています。もしかしたら木じゃなくて鉄なのかな?
どっちにしても何で曲がったデザインなのか・・・。興味深いです。
街のど真ん中にあって、周りは交通量もまあまあある道路なのに、この庭園には鳥の鳴き声が聞こえて別世界のようにリラックス空間でした。
周りの沢山の大きなガジュマルの木がたくさんの日陰を作ってくれていたので、ここにいると暑さもあまり感じなかったです。
当時の台湾にタイムスリップした気分も味わえたし、ここはおすすめスポットです!また別の林家の邸宅跡地にも行ってみたくなりました。
天仁茗茶のタピオカミルクティー
たくさん歩き回ったし気温も26℃ぐらいあるので、ほどよく疲れてしまって甘いものが飲みたい!と思いながら府中駅に戻るために来た道を戻っていると、さっき観光した板橋慈恵宮の隣にある天仁茗茶というお茶屋さんの店頭でテイクアウト専用のお茶が買えるみたいなので、タピオカミルクティーを買うことにしました。
甘さや氷の量も選べるので、シロップは通常の半分にして氷も少なめにしました。
値段は50元です。茶葉は台湾産ではなくインド産ですね。
甘いものを飲みたかったのに甘さを半分にしてしまったので、飲み始めは「もう少し甘くてもよかったかな?」と思ったけど、喉も乾いていたし飲み続けると後味にお茶の風味がしっかり残って爽やかさを感じるので、シロップを半分にしたのは私好みで大正解でした。
氷も少なめなので程よくミルクティーが冷えた後は溶けてしまって、それ以上は溶けた水で味が薄くなることもなくずっと美味しい味をキープできて良かったです。
ちなみにタピオカミルクティーの受け取りは店内なので出来上がりを店内の商品を眺めながら待っていると、職場の友人から台北旅行中に見かけたら東方美人茶というお茶を買ってきてほしいと頼まれてスクショの写真をもらっていたお茶を発見!
このお茶です。
お茶のパッケージの絵柄しか覚えていなかったけど、しっかりと写真を見てみると天仁茗茶と書いてあるじゃないですか!
友人の分はもちろんだけど、一緒に自分の分も購入してみました。
帰国後に飲んでみたら、ウーロン茶だけど柔らかい口当たりでとても飲みやすく美味しかったです。
この後も街歩きは続きますが、どこに行っても天仁茗茶を見かけました。どうやら台湾ではメジャーなお茶屋さんみたいですね。私はお茶屋さんで作られているタピオカミルクティーが好きなので、こんなに街中にあるならどこでも飲めるので嬉しいです。
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