2025年8月・ベトナム旅行 世界自然遺産フォンニャケバン国立公園のパラダイスケイブ
フエに2泊滞在したのは、フエ観光の他にフォンニャケバン国立公園のパラダイスケイブ(天国の洞窟)に行きたかったからです!
フォンニャケバン国立公園はベトナム中部のドンホイという街の郊外にある世界自然遺産で、カルスト台地なので数々の鍾乳洞で有名です。
その中でも2010年に公開されたティエンソン洞窟は、天国のような洞窟としてパラダイスケイブと呼ばれていて、一生に一度は訪れるべきと言われている鍾乳洞です。
今回せっかくベトナム中部に行くので、パラダイスケイブに行きたかったのですが、そのためだけにドンホイに滞在するのは日程的にもったいないので、フエから日帰りで行けるツアーを探しました。
ちなみに英語ガイドのツアーは数が多いし安いのですが、せっかく行くなら日本語ガイドで色々な説明を聞きたいので、ベルトラでツアーを見つけて参加しました。(私が参加したツアーはこちらです→ベルトラのパラダイスケイブのツアー)
7:40にホテルにツアーの車が迎えにきてくれます。今回は3人家族のファミリーと一緒にパラダイスケイブに行く観光で、ガイドさんとドライバーさんとの計7人でのお出かけとなりました。
フエからドンホイに向かう道は長閑な景色が続いていて、道中はすっと景色を眺めていました。

なんだか日本の田舎の景色っぽくないですか?懐かしい気分になって景色を眺めながらリラックスできました♪
途中のトイレ休憩は、道中のガソリンスタンドでトイレを借りて使用させてもらいました。

が、トイレは正直に言うと日本人が使わせてもらうにはハードルが高いトイレでした…。
パラダイスケイブに行く前にランチをするためにレストランに行くと聞いていたので、トイレはレストランで借りればいいかなーと思って、ここではトイレを借りるのは止めておきました(笑)
レストランには、トイレ休憩のガソリンスタンドから1時間もしないぐらいで着きました。
お土産屋さんと大きいレストランが併設されている観光客向けの施設で、団体客も同時にたくさん入る事ができそうな広さでした。私たちはあえて早めにレストランに着いたので、貸し切りの状態でゆっくりとランチを楽しむことができました。
テーブルには私たち以外にもファミリーがいたので、お食事の邪魔をしないように料理の写真は撮らなかったけど、もち米や鶏料理、カレーみたいな煮込み料理、魚料理などなど種類もたくさんだったし、味も美味しくてみんなで楽しみながらお腹いっぱいいただきました。
お腹も満たされたし無事にトイレ休憩も終えて、いよいよパラダイスケイブに向かいます。
フォンニャケバン国立公園に近づくとどんどん景色が変わってきて、緑に覆われた岩山に囲まれるような景色になりました。

カルスト台地らしい景色ですね。
駐車場で車を降りたら、ここでチケットを購入します。

私たちはツアーなので、ツアーガイドさんがまとめて購入してくれました。こういうときにツアーに参加してよかったなっと思います♪
チケット売り場の近くのトイレの入り口さえこんなに緑に囲まれています。

緑のトンネルになっていて、いい景色ですね。パラダイスケイブではトイレに行かなかったので、ここのトイレがきれいだったか汚かったかは分かりませんが、同じツアー客のみんなの反応からして汚くはなかったんじゃないかな?と推測しています(笑)
この後はチケット売り場の近くから車に乗って、パラダイスケイブのすぐ近くまで移動しました。
この車移動もアトラクションみたいで面白かったです♪
車から降りたら、パラダイスケイブのふもとまで少し歩いて、ここから鍾乳洞の入り口まで歩いて移動します。
左の先にある階段で上がるか、右の坂道を600メートル登るかを選ばないといけないのですが、ガイドさんの提案で登りは坂道で下りは階段になりました。

600メートルの坂道なら楽勝と思っていたのが間違いでした(笑)坂道というよりも山登りでした!
暑い気候の中での山登りは過酷で、汗まみれになりながら登りました!
600メートルとはいえ平らな道なら平気に歩ける距離ですが、山登りの600メートルは運動不足の私にはかなり過酷でしたが、がんばりましたよ!
がんばって入り口まで登り切ったけど汗もすごいし息も乱れているので、ここで水分補給&少し休みながらガイドさんから鍾乳洞の説明を聞きます。

この地図の赤い道が遊歩道になっていて、ここを歩いて鍾乳洞を散策します。
この先は舗装されていない自然のままの道が続いているそうですが、この先は特別な装備を必要とするツアーに参加した人しか入れないそうです。今回はこの赤い遊歩道を歩いて鍾乳洞を見学していきたいと思います!
それでは鍾乳洞に入っていきましょう♪

この下に穴が開いていて下まで階段が続いているので、ここから入っていきます。
入ってまず驚いたのは、眼下に広がる階段でした。

少し階段を下ったらすぐに鍾乳洞の遊歩道に続いていると思っていたのに、こんなに大きなスケールだったなんて!さすが世界自然遺産の中にある鍾乳洞ですね!
階段を降り切って上を見上げると、階段の高さに改めて絶望します(笑)

だって帰りはこの階段を上って帰らないといけないんですよ…。すでに600メートルの山登りを頑張ったのに、帰りも階段をたくさん上ることになるなんて(笑)
鍾乳洞は私の想像とは全く違った、広大なスケールで感動しました!

鍾乳洞というより地下施設みたいじゃないですか?これはほんの一部でまだまだ先に鍾乳洞と遊歩道は続いています。
鍾乳洞を進みながらも徐々に階段を下っているので振り返ってみると、すごい景色が広がっていました!ちなみに私たちが来た時間帯は午前と午後のピークの間だったので、観光客も少なくて自分たちのペースでのんびりと散策することができました♪

こんな景色は今まで見たことがないので、自然が作り上げた景色に圧倒されてしまいます。
鍾乳洞の中はかなり涼しくて、外気とは20度ぐらいの差があります。
山登りでかなり汗をかいていたし、洋服も汗で濡れていたのが冷えてしまって、急に寒くなってきてしまいました。私は体温を下げないように何度も深呼吸をしたり、持っていたタオルハンカチで首を温めたりとなんとか対応したけど、下手をしたら自律神経が乱れそうで怖いなと思いました。
鍾乳洞はどこもかしこも見どころがあって面白かったです。

この地形もよくカルスト地形で見かけますよね!
天井から石灰石がつららのように垂れてきています。

石灰水が滴り落ちてきてこの景色を作り上げるまでに、何十億年かかったんでしょうね!?すごいなー!
なんだか地球じゃない他の惑星に来たかのような気分になってしまいます!

なんだか、映画のロケに使われそうな景色じゃないですか?(笑)
石灰石の柱も、色々な形のものがたくさんありました。

これは仏像みたいな形だなーっと思いました。
これは松ぼっくりみたいじゃないですか?

同じ石灰石で出来ているのに、こんなに色々な形になるなんて面白いですよね。
鍾乳洞の景色を楽しみながら歩いていたら、ここが行き止まりになります。

ここから先を進みたいなら一人50万円ぐらいのツアーになって、テントや食料なんかを持って進むそうです。自然にできた隙間を進むそうなので、本当に探検のようなツアーになるらしいし、日帰りではなく何泊かする日程になるそうです!私には精神的にも体力的にも無理な内容だなー。
それでは来た道を戻って帰っていきましょう。

同じ道でも行きと帰りでは全く景色が違って、帰りも初めて着た場所のように楽しむことができました。
帰り道を歩いている時にこの景色が目に入って、感動で足がとまってしまいました。

なんか絵画の中に入り込んだような世界で、こんな景色に出会うなんて感動してしまいました!
ここでガイドさんが教えてくれたのですが、この鍾乳洞が発見されたときにベトナム政府はイギリス人の専門家に、この鍾乳洞を調べてもらったんだそうです。
そのイギリス人がこの景色を見て「天国に来たようだ!」と言ったことから、この鍾乳洞はパラダイスケイブと呼ばれるようになったんだそうです。
キリスト教の宗教画でこういう景色を背景に神様が描かれたりしてますよね!私が絵画の中に入り込んだ気がしたのも、同じような感覚だったんだなー。と納得してしまいました。
最後に階段を上る前に振り返ると、やはり壮大な景色を見ることができました。

ずっと見ていても飽きが来ない景色だし、今ブログを書くために写真を見返していても、やっぱりすごい景色だなーと感動してしまいます。
パラダイスケイブは人生に一度は訪れたほうがいい場所と聞きますが、これは本当に大げさな話ではなく、一度は来て実際にこの景色を見てみるのもとてもいい体験になると思います!
なかなか簡単に来ることはできない場所ではあるんですけどね(笑)
パラダイスケイブを観光し終わったのは14時ぐらいで、それからは来た道ではなく階段の方を降りて、車でチケット売り場に戻って、ようやくツアーの車に戻って来れました。
そのまま休憩をはさみながらドンホイからフエに戻ってきたのは19時頃でした!フエからフォンニャケバン国立公園は遠いので、丸一日かかってしまうツアーだったけど、大満足の一日でした♪
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