カンクン・ツアー②  チチェン・イッツア

グランセノーテで遊泳したら、次はチチェン・イッツアに行きます!
カンクンに来たかった理由はこれ!マヤの古代遺跡に行きたかったんです♫

マヤの古代遺跡って、メキシコシティ周辺には集中しているけど、このチチェン・イッツアだけはユカタン半島にあるので、今回はチチェン・イッツアだけ観光して、いつかまたメキシコに来れた時にはメキシコシティ周辺のマヤの古代遺跡を巡る予定です♫

グランセノーテからチチェン・イッツアへの移動の車内で、髪を乾かし、化粧をして、日焼け対策もしてとバタバタしていたら、チチェン・イッツアに到着です。

こちらがチケットです。

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そういやなんで2枚あるんだろう?ブログを書いている、今はじめて疑問を持ちました(笑)
写真のチケットの方は何種類か違う写真のチケットもありましたよ。

今回はチチェン・イッツアの専門のガイドさんも一緒にガイドしてもらえるので、色々と説明をしてもらえます♫
チチェン・イッツアは旧チチェンと新チチェンとエリアが分かれていますが、今回は新チチェンの遺跡を観光します。
(ちなみに新チチェンの遺跡は生贄の話とかちょっとグロいので、苦手な方は読まない方が良いかもです…。)

さて、しばらく歩くと見えてきました!

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チチェン・イッツアのエルカスティージョです♫

エルカスティージョとはククルカン神殿とも言われています。
この、ピラミッドの階段に表現されているのがククルカンです。

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ククルカンとは、トルテカの象徴である羽の生えた蛇神です。

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このピラミッドのククルカンは、年に2回春分と秋分の日に、ピラミッドの段の影でククルカンの羽が現れる仕組みになっています。
太陽の光と影を計算されて作られていて、天文学的にも建築的にも高い技術を誇るピラミッドです!

ちなみにこのエルカスティージョのピラミッドは巨大カレンダーといわれていて、このピラミッド全体でマヤ暦を表しています!

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この四方の階段は91段あって4面にあるので、91×4で364。更に頂上の神殿をプラスして365日。1年の日数です。
あとは専門的すぎてよく分からないのですが、中央あたりにある階段とか9層になっている基壇とか、そのパネルとかで農耕暦や祭事暦などを表していて、まとめてマヤ暦を表しているそうです!
当時のマヤ人ってすごい高い知識を持っていたんですね!

当時といえば、このチチェン・イッツアは7世紀頃に栄えたそうです。
当時は雨の神や山の神と考えられるモチーフで描かれるいましたが、一度マヤ人はこの地域を離れてメキシコシティの方に移動していったそうです。
10世紀頃に再びこの地域に戻って来たのですが、その頃には戦闘部族のトルテカ人の影響が強くなっていて、さっきの階段のククルカンや好戦的な兵士、生贄のドクロなどのモチーフが書き加えて描かれるようになったそうです。

生贄といえば、神殿の内部には更に小さな神殿があってヒスイの目のジャガー像と生贄の心臓を置くチャック・モール像があるそうです。

チャック・モール像はこういう像です。

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この上に心臓を置くとか…当時の宗教儀式とはいえ想像したらグロい…。

エルカスティージョはまだまだ調べられているらしく、真横に発掘途中の遺跡もありました。

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なんと、このエルカスティージョの下にはセノーテ(天然の泉)がある事も分かっているらしいです!
これからどんどん謎が解けていくと思うとワクワクします♫

ちなみにチチェン・イッツアはマヤ人の言葉で泉のほとりのイッツア人という意味だそうです。やっぱりセノーテが神聖なものとして中心となっていた文化だったんでしょうね。

そして球戯場。
球戯場は全長150メートルと大きいので、動画で撮ったので、良かったら下の動画を見てみてください。

球戯とは二つのチームが、生ゴムで出来たボールを壁の上部に取り付けてある輪っかの穴にくぐらせるというゲームなのですが、手や足は使わず上腕と腰だけでボールを打たないといけないらしいです。
上部に取り付けてある輪っかというのは、動画の最後に写りますが、ここに腕や腰だけでボール入れるってかなり難しいですよ!

しかもこの球戯は、娯楽ではなく宗教儀式なんです。
なんと優勝したチームのキャプテンは名誉として、生贄になるんだそうです!
ガイドさんの説明によると、生贄は名誉な事だから、キャプテンはこの球戯に勝って生贄になりたかったそうな…。
ちなみにわざと負けるとそれはそれで殺されるそうなので、真剣な試合だったらしいです。

球戯場の壁画の絵には生贄になるキャプテンが描かれています。

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右の7本の線分かります?蛇みたいな放射状の線です。
これは首をはねられたキャプテンの血のしぶきなんだそうです。
このおかげで農作物が実るんだそうです。なんか信仰って時には恐ろしいですね…。

球戯場の隣にあるのがツォンパントリ。

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頭蓋骨の城という意味だそうです。

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壁は頭蓋骨のモチーフでびっしり! 

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ちょっとおどろおどろしいぐらい…。

そして名前の通り、球戯場で選ばれた名誉ある生贄の骸骨をここで大衆に晒していたそうです。
なんか説明を聞けば聞くほど、想像力が豊かな私は具合が悪くなります(汗)

でも壁のモチーフは、よく見ると精巧なんです!

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生贄うんぬんは苦手だけど、こういうのは魅力的なんですよねー!

球戯場の近くにあるジャガーの神殿の柱や壁も細工がすごいんですよ!

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奥の壁は少し見えにくいけど、兵士の戦闘風景が描かれています。

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この神殿にはジャガーの像もありました。
ジャガーはマヤ人にとって恐ろしくもあり、強さのシンボルでもあったんですね。

最後にチチェン・イッツアの聖なる泉のセノーテです。

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グランセノーテに行ってすぐだったので、グランセノーテみたいな澄んだ泉をイメージしていたら、まさかの真緑!
しかも、日照りの時期には人身供養として生贄と貴金属を投げ入れていたそうです。

最後の最後まで生贄の話で、私は頭がグラグラして、少し体調が悪くなりました(笑)
まぁ、暑かったのもあるだろうけど。

チチェン・イッツアはお土産の露店もたくさん並んでいます!
私がチチェン・イッツアらしいなと思ったのは、骸骨!

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石で出来たナイフ!

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でも、ガイドさんの説明を聞いた後に見ると、なーんか怖く感じてしまいました(笑)

最後にエルカスティージョをもう一度振り返ります。

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やっぱりすごい遺跡だなぁ!
今まで本やTVで見た事は何度もあったけど、本物を目にすると改めてその凄さや、ここで昔の人達が儀式をしていたというリアルさを感じますね!

音で知る!チチェン・イッツア。

↑この動画の最後に球戯場が映ってますよー。