宗像三女神を参拝する一泊二日旅⓪ 世界遺産にもなっている「神宿る島」と信仰されている宗像三女神を参拝してきました♪

子供のころに社会の授業で「沖ノ島」の存在を知ったとき、歴史が好きだった私は、その歴史的な魅力と、昔の祭祀に使われた国宝級の品々が手つかずのまま残されていることから「海の正倉院」という別名が付けられているというエピソードにとてもワクワクしました。と同時に女人禁制の島という事も知って、私は一生行くことが出来ないとショックを受けて、諦めと同時に私の中で沖ノ島は遠い存在になってしまいました。

2017年に「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺跡群として世界遺産に登録された時に、忘れていた沖ノ島への興味が再び湧いてきました♪
沖ノ島に行くことは一生無理だけど、宗像大社で祀られている「宗像三女神」に関連する宗像大社の辺津宮と大島にある中津宮と沖津宮遥拝所に行くことはできるんだから、行けるところまでは近くに行ってみたくなったんです!

辺津宮は九州本土にあるから行きやすくはあるけど、中津宮と沖津宮遥拝所がある大島はフェリーで行かないといけないので、どうやって行程を組むかが悩みどころでした。

ネットで調べてみたら日帰りで周る事ができるという記事がたくさんあったので、最初は日帰りで行く予定でした。
が、計画をすればするほど、日帰りで周ったとしても私は満足が出来ないような気がしてきて、同じ福岡県内ではあるけど一泊二日でゆっくりと旅行することに計画を変更しました。

結果、宗像大社の施設以外も色々と観光をして楽しむことができたし、きれいな海に癒される楽しい一泊二日となりました♪
交通の便など実際に行ってみて気づいたこともあったし、あまり有名ではない観光地だけどおススメしたい場所もあったので、ブログで紹介していきたいと思います。

宗像大社は世界遺産なんです!

2017年に「神宿る島」宗像・沖ノ島と関連遺跡群として

・宗像大社 沖津宮(沖ノ島)
・宗像大社 沖津宮遥拝所(大島)
・宗像大社 中津宮(大島)
・宗像大社 辺津宮(九州本土)
・新原・奴山古墳群(九州本土)

の五か所がまとめて世界遺産に登録されています。
宗像大社は沖津宮、中津宮、辺津宮という三つの宮で、宗像三女神を祀っている神社です。

沖ノ島や大島は、羅針盤がないような古墳時代から朝鮮半島や大陸へ渡るための重要な目印になっていた島でした。
実際に沖ノ島では8万点もの国宝が見つかっていて、これらは航海の安全を祈ったり、無事に戻ってこれた感謝を伝える祭祀に使用されていたものです。
これらの事実は、宗像三女神の存在がただの伝説や神話ではなく、宗像の豪族の信仰する神様から大和朝廷にとって重要な国家的祭祀へと昇格していったという考古学の裏付けとしても重要なものなんです!

新原・奴山古墳群は、古代からの沖ノ島への信仰を宗像三女神の信仰へと発展させた、地方豪族の宗像氏の墳墓群です。41基もの古墳が見つかっていて、中には大和朝廷との強いつながりを感じさせる前方後円墳が5基もあり、宗像氏が当時の政権とつながりがある有力者であった事がわかります。(ちなみに宗像氏の娘が天皇にも嫁いでいるぐらい、宗像氏は地方豪族ながら中央政権でも力をもっていたんですよ!?)

今回はこの五か所のうち、一日目に「宗像大社 辺津宮」を観光して、二日目はフェリーで大島に渡って「宗像大社 中津宮」と「宗像大社 沖津宮遥拝所」を観光してきました。
詳しい内容はブログにアップした後、順次こちらにもブログのリンクを貼っていきたいと思います。

博多駅から宗像大社への簡単アクセス(+博多駅で朝うどん♪)

宗像大社で祀られている宗像三女神とは?

宗像三女神は、田心姫神(たごりひめのかみ)、湍津姫神(たぎつひめのかみ)、市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)の三柱の女神の総称です。

もともとは九州北部の海人集団が古来から信仰している海の神様でしたが、日本列島と大陸の交流が盛んになってくるとその海域や航海する船の守り神とされるようになりました。
玄界灘にある沖ノ島で航海の安全の祭祀が国家的に行われるようになると、大和朝廷から祟敬を受けるようになり、海の道を守る高貴な神として祀られるようになりました。

古事記や日本書記でも宗像三女神が誕生した時のエピソードが語られています。
高天原で天照大御神(アマテラスノオオミカミ)と弟神の須佐之男命(スサノオノミコト)の間で争いが起きた時に、「誓約」という儀式でお互いの潔白を証明しあうことにしました。
その儀式の時に、須佐之男命の剣を天照大御神が噛み砕いて産み出したのが宗像三女神です。

宗像三女神は、天照大御神から九州北部から大陸へ向かう海の道を守ることで、歴代の天皇を助け歴代の天皇から祭祀を受けるようにと神勅を賜ったといわれていて、田心姫神が沖ノ島、湍津姫神が大島、市杵島姫神が現在の宗像大社・辺津宮がある場所に降り立ちました。

ちなみに宗像大社は、沖ノ島で田心姫神を祀る沖津宮、大島で湍津姫神を祀る中津宮、市杵島姫神を祀る辺津宮という海で結ばれた広大な神域を持つ神社で、三宮を合わせて宗像大社と呼びます。

本当ならもっと詳しく説明した方が良いとは思いますが、歴史的にも神話的にもあまりにも広大な物語すぎて、素人の私に間違いなく説明するのは難しすぎるので、今回は簡単に説明させてもらいました。
古代から宗像の地で信仰されていた神様が、国家的に信仰される神様へと神格が高まり、さらに現代でもその信仰が続いて世界遺産にまで登録されるなんて…!歴史的背景にも、日本神話のストーリーにも、ロマンに溢れていますよね♪

ちなみに宗像大社の三宮の位置関係はこんな感じです。

こうやって見ると、沖津宮がある沖ノ島は本当に孤島なのが分かりますね。
朝鮮半島や大陸に行くための目印になっていたことが、この対比の地図で更に分かりやすいと思います。